この国の近代的な結核対策は1957年の中央結核研究所Central TB Institute(ハノイ)と結核対策計画本部TB Control Programme(サイゴン)の設立に始まる。その後の不幸な内戦の時期を過ぎて南北の統一後、1976年にはハノイの研究所は国立結核呼吸器疾患研究所Institute of Tuberculosis and Respiratory Diseaseと改組され(以下「結核研究所」と呼ぶ)され、一応全国の結核対策を統括することになった。1980年この研究所の所長として現在のDr Huongが任命されると、従来から援助を行っていたオランダの専門家とともに国際結核